ワイン談義(2) ボルドー地方
ボルドー地方は、フランス最大のワイン生産量を誇り、質・量ともに群を抜いています。
ワインに使われるブドウ畑の面積はなんと東京都の半分以上で生産者が持つブドウ畑の平均的な広さは東京ドームの10倍にもなります。
ボルドーワイン委員会の調べによりますと世界中で1秒間に21本売れている計算になるようです。
ボルドーワインの産地は川の影響を受け流域ごとに独自の土壌が形成されております。
ジロンド川・ドルドーニュ川・ガロンヌ川の3つが有名で、流域ごとに土壌に合わせたぶどうを栽培しており13ものぶどう品種が存在します。
そのためボルドーでは数種類のぶどうをブレンド(アッサンブラージュ)し、ワインを生産するのが一般的です。
たくさんの生産者が独自のブレンドでワインを作るので、味や深みにバリエーションがでてきます。
同じ三種類のぶどうで作ってもそれぞれの配合率でニュアンスの違いが出てきます。
ぶどうの中でもタンニン(苦味)が強い品種や、
まろやかでふくよかな品種など様々なものがありますので、
もしワインがあまりお好きでない方も、
好きな特徴を持つぶどうを見つけるとワインの見え方が変わってきます。
ボルドー地方には、
シャトー(ブドウ畑を所有し、栽培、醸造、熟成,瓶詰までを自分たちで行う生産者)が多数存在します。
特にメドック地区では
それぞれのシャトーが1級から5級まで格付けされております。
ワインを選ぶ上でひとつの指標にはなります。
しかし昨今は無名なシャトーが努力を重ね、第一級シャトーで作られたワインに迫るものも複数ありますので、
自分で飲んでみて美味しい、自分の感性に合うワインを探してみてはいかがでしょうか。
ブルゴーニュ地方はボルドー地方と双璧をなすワインの名産地です。
世界中のワイン愛好家に好まれる有名なワイン畑が入り組んで広がっています。
ブルゴーニュ地方の歴史。
古くは教会や修道僧の方々がぶどうを栽培しておりましたがナポレオンによってブドウ畑が細分化され<ナポレオ...
先日知人からふとこんな質問をされました。
「ワインとビールや日本酒、何が違うの?」と。
みなさんはどうお答えになるでしょうか。
今回はワインとはどんなお酒なのかご紹介したいと思います。
お酒を造る際、アルコールの原料となる糖分が必要となります。
ビールや日本酒の原料は穀物です...
今年もボージョレ・ヌーヴォーが解禁され、賛否両論ありましたが筆者としては年々ガメイ特有の豊な果実味と柔らかい酸味が際立ってきている分、客層は幅広くなってきていると思いますが、ワイン愛飲者の中には興味がそがれてしまっている方の話も耳にします。
ただ、ワインは生き物と言われる所以を考えますと...
シャンパーニュは人を惹きつけて離さない不思議な魅力があるように思う。
名だたる著名人・偉人たちがこぞって愛したシャンパーニュ。日本人にとっては、特別な日に飲む高級なお酒というイメージが強いのではないでしょうか【お祝いの席の乾杯酒、プレゼント、進水式】。
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