ワイン談義(3) ~ワインはどんなお酒?~
先日知人からふとこんな質問をされました。
「ワインとビールや日本酒、何が違うの?」と。
みなさんはどうお答えになるでしょうか。
今回はワインとはどんなお酒なのかご紹介したいと思います。
お酒を造る際、アルコールの原料となる糖分が必要となります。
ビールや日本酒の原料は穀物ですが、
穀物自体には糖分が含まれていないため
菌を加えて糖分に変えないとお酒は造れません。
また
穀物には水分も含まれていないため、
仕込み水の味わいがお酒の味わいに影響を与えます。
これに対し、
ワインは異なる特徴を持っています。
ワインの原料であるぶどうは糖分も水分もたっぷりと含まれているため、
自然発酵だけでお酒を造ることが出来ます。
ぶどうの味わいがそのままワインの味わいになるので
原料となるぶどうの出来・不出来が大変重要になるのです。
また
ワインは樽でも、樽からビンに詰めてからも熟成を続けるので、
1本1本表情の違ったワインが生まれるというのもワインの魅力といえるでしょう。
赤ワインは
健康にいいという話を聞いたことはありませんか?
赤ワインに含まれるポリフェノールが健康によい効果を
もたらす事をご存知の方も多いかと思います。
先述したように、ワインの原料は生のぶどうです。
ポリフェノールが多く含まれている果皮と種子の全てを発酵して
造られた赤ワインにはたっぷりのポリフェノールが入っているのです。
ちなみに白ワインにもポリフェノールは含まれていますが、
白ワインは果皮や種を取り除いて醸造するため、
含有量は赤ワインの1割ほどにとどまります。
赤ワイン=健康にいいという構図は
ポリフェノールの抗酸化力によって身体の健康や肌の健康を守ってくれて、
血栓症の予防などにも期待できるということだったのです。
飲む量にはくれぐれも気をつけながら、ワインを楽しんではいかがでしょうか?
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